京都観光 祭と行事 四月~六月
京都観光 祭と行事 四月

四月一日~十五日 観桜茶会 平安神宮 神苑の茶室澄心亭(ちょうしんてい)で観桜会がおこなわれます。
四月中旬十五日間 花供養 鞍馬寺 開闢法要・中日法要(花会式)・結願法要があります。謡曲「鞍馬天狗」で有名な「雲珠」(うず)と形容される桜が咲きそろいます。
四月第二金・土・日曜 方除大祭 城南宮 神賑行事として郷土芸能の奉納が行われます。
四月第一日曜・第二土・日曜 嵯峨大念仏狂言 嵯峨釈迦堂 三大念仏狂言のひとつです。三月の清凉寺お松明、十月二十六日(円覚上人の命日)、十一月の嵐山もみじ祭などで上演されます。
四月第二日曜 やすらい祭 今宮神社 今宮神社の摂社・疫社の祭礼です。京都三大奇祭のひとつです。
四月第二日曜 豊太閤花見行列 醍醐寺 慶長三年(1598)三月十五日に豊臣秀吉が行った「醍醐の花見」を再現したものです。
四月第二日曜 吉野太夫花供養 常照寺 島原の太夫が内八文字を踏みながら、禿とともに吉野太夫の墓に詣でます。
四月十日 桜花祭 平野神社 本殿神事の後、神幸列の先頭を鬼神が露払いし、その後に王朝・天平・元禄の各列が続きます。寛和元年(985)四月十日に花山天皇が桜を植えられた古例によるものです。
四月十八日 鎮花祭(はなしずめまつり) 出雲大神宮 鎮花祭の後に、出雲風流花踊りが奉納されます。
四月二十日に近い日曜~五月三日 稲荷祭 伏見稲荷大社 四月二十日に近い日曜に、西九条にある御旅所へ神輿が巡行する神幸祭があります。五月三日の還幸祭まで神輿が駐輿します。
四月二十日の後の日曜から三週間 松尾祭 松尾大社 四月二十日の後の日曜日に「おいで」と呼ばれる神幸祭が行われます。桂川を神輿が船で渡る勇壮な船渡御が有名です。神輿は西七条御旅所などに駐輿し、三週間後の日曜日に「おかえり」と呼ばれる還幸祭が行われます。西寺跡の旭の社に全ての神輿が集結し、朱雀御旅所を経由して松尾大社へ還ります。
四月二十四日 葵祭 籠神社 上賀茂神社・下鴨神社の葵祭は双葉葵をつけているが、籠神社の葵祭は藤をつけています。
四月二十九日 曲水の宴 城南宮 城南宮神苑「楽水苑」内の平安の庭で行われます。古代中国が起源とされ、書聖王羲之の「蘭亭序」にも書かれています。平安貴族の装束を身に着けた七名の歌人が、曲水(流れ)の遣水の辺に座ると、羽傷(うしょう)が川上から流されます。歌人は当日の歌題に合わせて和歌を詠み、短冊にしたためると、羽傷を取り上げ盃の酒を飲みほします。詠まれた和歌は、城南宮の神職により古式通りに披講されます。十一月三日にも行われます。
四月二十九日~五月五日 壬生大念仏狂言 壬生寺 三大念仏狂言のひとつです。十月の連休の三日間にも行われます。壬生寺節分会の期間中の二月二日・三日は「節分」の演目が繰り返し上演されます。
四月の五日間 京都御所春季一般公開
四月中酉の日 松尾大社 中酉祭(ちゅうゆうさい) 酒は古来より、十一月上卯の日に作り始め、四月中酉の日に終わるとされています。醸造業者が全国から参詣し、狂言奉納などが行われます。
京都観光 祭と行事 五月

五月一日~四日 閻魔堂大念仏狂言 千本閻魔堂(引接寺) 三大念仏狂言のひとつです。
五月一日~五日 虫払定 神護寺 寺宝の虫干しを意味します。
五月一日~五日 藤森祭 藤森神社 五日に行われる駆馬神事が有名です。境内参道馬場にて、手綱潜り&逆乗り&横乗り&逆立ちなどの駆馬の技を披露しながら馬場を駆け抜けます。
五月二日~四日 神泉苑祭 神泉苑 弘法大師が勧請した善女龍王を祀る祭典です。大般若経転読、子供みこし、静御前の舞、雅楽などの奉納があります。
五月三日 流鏑馬神事 下鴨神社 葵祭の前儀
五月五日 賀茂競馬 上賀茂神社 葵祭の前儀
五月八日 山蔭神社例祭 吉田神社 料理飲食の祖神とされる藤原山蔭を祀る山蔭神社の例祭です。生間流の式包丁が披露されます。
五月八日 仏舞 松尾寺 花祭に奉納されています。釈迦如来、大日如来、阿弥陀如来の面をつけた六人が雅楽に合わせて舞います。
五月十五日 葵祭 上賀茂神社・下鴨神社
五月第三日曜日 三船祭 車折神社例祭の延長行事として、昭和三年に始められました。祭神である清原頼成が活躍した平安時代の船遊びを再現したものです。清少納言に扮した女性が花を添えます。
五月満月の夜 五月満月祭(うえさくさい) 鞍馬寺 全山に松明を灯し、鞍馬寺の本尊、魔王尊に祈念します。
京都観光 祭と行事 六月

六月一日 貴船祭 貴船神社 かつて四月と十一月に行われていた貴船御更衣祭に由来します。乙女舞、御神輿発輿祭、奥宮例祭、お千度参り、出雲神楽奉納があります。
六月一日~二日 京都薪能 平安神宮 興福寺御能にならい、昭和二十五年に始められた野外演能です。
六月五日~六日 県祭 県神社 深夜に行われる梵天渡御が有名です。青竹に球状の御幣をつけた梵天が走り回り、勢い良く回転させる「ぶん回し」などが、披露されます。
六月十日 田植祭 伏見稲荷大社 四月に行われる水口播種祭で種おろしされ、成長した早苗を神田に植え、豊かな実りを祈願する祭典です。
六月二十日 竹伐り会式 鞍馬寺 法螺貝の合図で参集した法師が青竹を伐ります。牛若丸の装束をした稚児による「七度半の使い」の神事も行われます。
六月三十日 夏越祓
関連する投稿
現在の記事: 京都観光 祭と行事 四月~六月